こんにちは!Yuki(@yuki8semi)です。
これまでオーストラリアに来てから約2年半、様々な仕事をしてきました。
そこで今回は実際に私が経験して稼げた仕事の1つを紹介します!
それはQLD州ゲインダーという街にあるマンダリンピッキングです。
ファームの街で有名なコフスハーバーとかカブルチャーは一度は聞いたことあるかと思いますが、ゲインダーは有名な街じゃないし私も初めてゲインダーという名前を聞いた時に全くどこか分かりませんでした笑
稼いだ金額や仕事の探し方、仕事内容までシェアしていきますので最後までチェックしてください!
もくじ
いくら稼げた?給料を大公開!
皆さんの一番気になることが給料のことだと思うので、まずはいくら稼げたか結論から伝えます。
総額14,975ドル稼ぐことができました。これから詳細を書きます。
私の働いた期間は4月10日~6月23日で約2か月半でした。総額の14,974ドルから15%のTAXが引かれるので、手取り額で12,729ドルでした。
月別の内訳は以下の通りです。
- 4月 4,900ドル
- 5月 4,175ドル
- 6月 5,900ドル
当時の私はマンダリンピッキングの経験はなく初心者だったので、皆さんの参考になるかなと思います!
最初の頃は未経験で遅かったので1日200ドルが最高でしたが1週間くらいすると慣れてきて、1日300~400ドルをコンスタントに稼ぐことができるようになりました。
ゲインダーの情報
場所と行き方
QLD州にあるゲインダーはブリスベンから北西に約330kmの位置にあり、車で4時間で行くことができます。
車がない場合でもバンダバーグからゲインダーまでバスで行けます。しかし、街での生活やファームへ行くときは車が必要不可欠なので車を購入してから行くことをおすすめします!
ゲインダーの街
ゲインダーは人口2,000人弱のこじんまりした街です。
メイン通りが1本あり、それ以外は住宅しかありませんがIGA(スーパーマーケット)や銀行、郵便局などがあるので生活に困ることはありません。IGAはWoolworthやColesと比べて割高なので、保存食などある程度事前に買ってから来ることをオススメします。
個人的には「Nourished on Capper」というカフェがおしゃれでコーヒーとステーキバーガーが美味しいのでおすすめです!ぜひ行ってみてください。
またゲインダーは「QLD州で最も古い街」として有名で歴史のある街でもあります。
ファームとアコモデーションの探し方
Facebookグループ
このグループではファームの求人やアコモデーションの入居者募集の情報が投稿されています。もしチェックした時に良い情報がなければ自分から投稿して探してみましょう!
その投稿に対してファーマーや家のオーナーが人を探していれば返事が来るのでメッセージでやり取りする形になります。
シーズンが始まる4月前後はグループの投稿が活発になっているのでシーズン前に情報を集めたい方は特に要チェックです!もちろんシーズンが始まってからも随時求人があります。
ローカル情報
ゲインダーには何十ものマンダリンファームがあるので仕事がなくて困ることはありません。しかしほとんどのファームにはホームページがないため、ハウスメイトやハウスオーナーにどこが良いファームか教えてもらうのも1つの方法です。ゲインダーはマンダリンの街なので、ファームの情報は多くの人が知っています。
私はこの方法で優良ファームを紹介してもらい働くことができました。
アコモデーションの場合も同じで多くの場合ファーマーやワーカーが情報をもっています。
また、キャラバンパークもあるのでそこに滞在してもいいですし、家が決まるまでの間だけ利用するのもいいと思います。
マンダリンピッキングの仕事
いつがピッキングのシーズン?
毎年4月~9月がピッキングシーズンになります。農作物なので豊作の年もあれば不作の年もあって、シーズンが始まる前に雨が降っていればマンダリンがよく育つそうなので、興味のある方はシーズン前の天気をチェックすることをおすすめします!
- 4月~5月下旬
インペリアル(Imperial)という種類のマンダリンをピッキングします。この記事のトップの写真に写っているマンダリンがインペリアルで大きさや味は日本のみかんに似ています。また、マンダリンの種類の中でプライスが一番高く1箱100~120ドルです。
- 6月~7月中旬
タンゴ(Tango)という種類のマンダリンをピッキングします。インペリアルよりも少し大きく皮に張りがあるのが特徴です。ピッキングのプライスはインペリアルより低く1箱70~90ドルですが、自分のファームはインペリアルと同じプライスでピッキングしました。
- 7月下旬~9月上旬
モルコット(Murcott)という種類のマンダリンをピッキングします。3つの種類のマンダリンの中で一番大きく重いです。感覚でいうとオレンジに近いですね。大きくてすぐに貯めることができるのでピッキングプライスは、この中で一番低く1箱60~80ドルです。
ピッキングに必要なもの
- クリッパー
マンダリンピッキングに使うハサミをクリッパーと呼びます。基本的にはファームから支給されますが片刃で切りにくくてスピードが遅くなるので、できれば両刃のハサミを自前で用意しましょう。ゲインダーの街にあるMITRE10というショップに約50ドルで売っています。
クリッパーを買ってからピッキングスピードが以前と比べてはるかに速くなり、より稼ぐことができました!
- カンガルーバッグ
ピッキング中は常にこのバッグを肩にかけて移動します。ファームが支給してくれるので自分で買う必要はありません。このバッグの中に切ったマンダリンを入れていきます。
- グローブ、アームカバー、長袖シャツ
マンダリンの木は固い枝がたくさん生えているのでグローブ、アームカバーや長袖シャツがないと手や腕が傷だらけになります。
またハサミで手を切ってしまう可能性もあるのでグローブは必須になります。MITRE10でもBunningsでも買えますが、滑り止め付きのグローブを買いましょう!滑り止めがないとマンダリンをつかんだ時に滑って落としてしまい、時間とお金のロスになるからです。
- 膝パッド
低い場所のあるマンダリンを取る時に膝をついて取ることになりますが、地面が固いとかなり膝が痛くなるので用意することをおすすめします。ゲインダーにはありませんが、Bunningsという大きなショップに約20ドルで売られています。
- 防寒着
オーストラリアの4月~9月は秋から冬にあたります。年中暖かい気候で有名なQLD州とはいえ、冬の朝は凍てつくような寒さなので防寒着は必須です。仕事中はカンガルーバッグを付けて仕事をしているので、着脱衣が簡単なパーカーやジャケットだとより便利です。
ピッキングのやり方
実際にピッキングしている動画を撮ったので参考にしてください!
動画の画面に出てくる「YouTube」のボタンを押すとアプリで見れて便利です
クリッパー(マンダリン用のハサミ)を使ってマンダリンの茎を切ってからカンガルーバッグにいれていきます。
カンガルーバッグが満タンになったらビンと呼ばれる箱に入れます。カンガルーバッグの満タンの時の重さは約20キロになるので慣れていない方は最初は相当重く感じると思います。
これが箱です
箱が一杯になったら次の箱にいれていきます。目安ですが1箱貯めるのに初心者で3~4時間、経験者で1.5~2.5時間かかります。最初は慣れなくて大変だと思いますが、慣れてコツを掴むとどんどん早くなります。
木の高いところにあるマンダリンはラダーを使って取るので高所恐怖症の方は最初は大変かもしれません。仕事仲間に高所恐怖症の人がいましたが1週間も経てば慣れて余裕でラダーに登っていました!ラダーの高さは2mくらいです。
木にあるマンダリンを全て採り終わったら次の木へ移動してピッキングをしていきます。あとは説明した内容を繰り返していきます。
ブルーベリーとか他のピッキングに比べたらかなりゆるい職場環境でストレスフリーです。3か所のマンダリンファームで働きましたがどこも同じでした!
優良ファームの紹介と選び方
ゲインダーには何十ものマンダリンファームがあって仕事に困ることはありませんが、逆にどこを選べばいいか悩むと思います。そこで私が働いてみて良かったファームとローカル情報で良いと評判のファームを紹介するので参考にしてください!
- Banapan(木のメンテナンスがしっかりされている)
- Robinson(ゲインダーで一番大きいファーム。シーズンが他と比べて長い)
- Brown(木のメンテナンスがしっかりされていて、プライスが他よりも高い)
- Redrich(木のメンテナンスが良く、プライスが高い)
- Gaypack(パッキングの時給の仕事です。overtime payの制度があるそうです!)
優良ファームに共通していることは以下の2点です!
- 木のメンテナンスがしっかりされている
- 1箱あたりのプライスが他と比べて高い
木のメンテナンスというのはシーズンが始まる前に、無数に生えている小枝をカットしたり、小さいマンダリンを取り除く作業のことです。これらがしっかりされてないと小枝が邪魔になってピッキングに時間がかかったり、全体的に小さいマンダリンばかり取ることになるので全然箱に貯められず稼げないです。
プライスも高いに越したことはありません。例えば1日4箱作れるとして、他のファームと比べて1箱あたり20ドル高かったら4箱×20ドルで80ドルも変わってきます。そして1週間単位、月単位でみるとかなり額に差が出てくるのでプライスの高いファームを選びましょう。
まとめ
マンダリンピッキングは初心者でもやりやすく慣れれば1日300~400ドル稼ぐことができて、ファームの雰囲気とか制度も良いのでおすすめです。
仕事の道具(特にクリッパーと膝パッド)は購入するとピッキングの速さが格段に上がるのでマストアイテムです!
ゲインダーは街の雰囲気が良く、おしゃれで美味しいカフェもあるので街探索も楽しんでください。
もし質問などあれば気軽に聞いてもらえばと思います!
それでは!
4月からゲインダーに行くか迷っています。
時期や会社にもよるかもしれませんが週どれくらい稼がれてましたか?
土日は出勤してましたか?
Bさん
コメントありがとうございます。
ゲインダーのシーズンは4月からなので時期的にはぴったりだと思います。
私は週1000〜1500ドル(After tax)稼いでいました。稼ぐ人は2000ドル以上でした。
基本的に土日は休みでした。
はじめまして!
6月からファームに行こうと思っているのですが、ゲインダーはもう人手は足りてる頃ですか?
はじめまして!
六月からファームに行こうと思っているのですが、ゲインダーはもう人手は足りてる頃ですか?
はじめまして。6月ですとすでにワーカーが働いているので人は足りている可能性があります。。。